先日、故郷の友人から連絡がありました。
その友人が言うのには『真鍋中学校(母校)が今年で廃校になるため、今度の運動会が中学校最後の運動会になる。』とのこと。
中学の思い出といえば、木造校舎にピカピカに磨かれた廊下、汗の臭いが染みついた防具。
そんな思い出に浸りながら先日最後の運動会の応援に行ってきました。
生徒数は三年生がわずか2人。
都会からIターンでこの真鍋島に来てくれた家族の子供たちです。
この子たちが卒業したら廃校になるとのこと。
私は高校を卒業して島を離れ岡山に出ました。
実家は漁師でしたが島に残って家業を継ぐのが嫌で就職しました。
父も漁師は自分の代で終わりにすると諦めていたようです。
結局 都会からこの島に移住してきてくれた家族がこの島の中学を守ってくれていたことに気づきました。
どうか将来 この子たちの心の中にもこの素晴らしい故郷 真鍋島があります様に、そう願いながら応援させてもらいました。
最後の運動会は先生方と生徒、そして生徒の家族の方々、島の皆さんの思いがひとつになった あたたかい運動会でした。
私にとって忘れられない一日となりました。
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今回は、社長のブログでした。
映画「瀬戸内少年野球団」のロケ地としても知られる真鍋中学校の木造校舎。
昭和24年に建てられたそうです。
当時、社長も一日朝夕2回、雑巾がけをした板張りの廊下。
趣のあるこの校舎、廃校になり取り壊されるとか。
とてももったいないですね。
今は校舎の中に入っての見学はできないそうですが、一度訪れてみられてはいかがでしょうか。